【2022年度】ミニトマトの栽培実績 ~たわわに実ったアイコ~

市民農園ライフ

真っ赤に熟した鈴なりのミニトマト。

みずみずしくて、甘味と酸っぱさのバランスが最高ですよね。

中玉や大玉には無い、ミニトマトならではの旨味があって、そのままサラダでも良し、熱を加えても良し、ホントにおいしいんです。

かじちゃん
かじちゃん

私もミニトマト大好きです

この記事では、私の家庭菜園でのミニトマト栽培実績と、実践している工夫についてご紹介します。

この記事でお伝えしたいこと

・収穫量を倍増させる方法
・ジュートヒモを使った誘引方法
・葉の剪定方法
・「つる下ろし」作業の方法

2022年度 ミニトマト栽培タイムライン

今から9年前、家庭菜園を始めた最初の年に、トマトを栽培した事があります。

ただただ面白いからといろいろな種類の野菜に挑戦していましたが、栽培について何の知識もなかったため、案の定うまくいきませんでした。

世話にかける時間の制約などもあり、多くても週に1回ほどしか畑に通う事が出来ずに、害虫や病気にやられてしまいました。

その失敗がトラウマになって、トマト類には手を出していませんでした。

今年の春に農協の販売所で、たまたまミニトマト(アイコ)の苗を見かけ、今年こそは気合を入れてキチンと育ててみようと決意し購入、意気込んで栽培しました。

今シーズンのこれまでの栽培実績をタイムラインにしました。

2022年度 ミニトマト栽培実績

苗を購入し菜園に定植

以前は種から発芽させる事にこだわりを持っていました。

種が小さな野菜って発芽させるのが結構難しいんですよね。

発芽したところで、ひ弱で寒さにすぐやられてしまい、消滅してしまったり...

ゴールデンウィーク前に、自宅近くの農協直売所に買い物に行った際、手ごろな苗を見つけ、購入しました。

ミニトマト(アイコ)、ナス、ピーマン それぞれ1株ずつ購入。

苗を購入するメリットは…

  • 本葉が出るくらいまで育っているので、容易には枯れない
  • 病気に強い種を台木として、その上に接ぎ木されているので、病気に強い
  • 発芽&苗育成の労力と時間を考慮すると、コストパフォーマンスが高い(つまり苗がとても安いということ)

と、まぁいろんな言い訳をしながら苗を購入しました。

脇芽かき、支柱立て

定植から3日後、畝に無事に活着したことを確認しました。

株元に補強として支柱を1本挿しておきます。

ここ数日、気温が上がらず少し不安だったのですが、なんとか元気そうです。

枝ぶりを観察し、主枝&第1側枝の2本仕立てにすることにしました。

1本仕立てでも良いのですが、1株しかないので、収穫量を増やすために、早い時期から2又に整枝して、多くの果実を採ろうという計画です。

第2側枝を摘芯

ミニトマト2本仕立て
2本仕立ての様子

第1側枝以外の側枝は全て摘芯します。

成長に必要な栄養を全て主枝と第1側枝に集中させるためなのですが、第2側枝がすでに20cmほどに育っていたため、切り取ったあと捨てずに、植えてみる事にしました。

トマト類は、茎や芽から根を出すので、クローンを作ることができます。

この側枝の生命力を信じて、大切に育ててみたいと思います。

以降、この側枝クローン株を「分家」と呼ぶことにしました。

分家をアンドン仕立て

第2側枝の定植から4日後、活着していることを確認しました。

多少弱ってはいますが、なんとか生きられそうです。

ゴールデンウィークに入ったというのに暖かくならない...というか寒い。特に朝晩。

寒さから守るために、アンドン仕立てにすることにしました。

アンドン仕立てとは、使用済みの肥料袋などで株の周りを囲うやり方の事です。

こんなので大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、これで朝晩の冷気から株を守ることができます。

他の作物も数株アンドン仕立てにしたため、適当な肥料袋がなくなったので、猫のトイレ砂用の袋で代用しました。

5月いっぱいは、アンドン仕立てのままでいきます。

誘引用の支柱を組み立て

枝の誘引用に、支柱を組みました。

いぼ竹同士の固定には、フックバンドという金具を使用しています。

以前はヒモで結わえていたのですが、時間がかかるうえに、解体時にも解くのに難儀していました。

フックバンドを使用すると、簡単に組み立て・解体が出来て、非常に楽ちんです。

支柱を組んだら、主枝と側枝の誘引です。

まず、①洗濯ばさみにヒモを結びます。

②株元の支柱に、洗濯ばさみを挟んで固定。

③ヒモを枝に螺旋状に巻き付けて、④誘引用の支柱に結びます。

下葉の処理

6月に入り、第3果房まで実がつき始めました。

実はまだ色づいておらず、緑のままです。

梅雨の湿気に備えて、下葉を処理しました。

風通しを良くするのと、雨による土の跳ね返り付着を防ぐのが狙いです。

分家はアンドン撤去しました。けっこう立派に育っています。もともと脇芽だったとはとても思えません。

ご参考

以降の下葉処理ですが、果房のうち1個でもオレンジっぽく色が付き始めたら、その段より下の葉は全て剪定するようにしてます。
つまり「色づき始めた果房より下は茎が丸見えのツンツルテン状態」ということになります。

第1果房、第2果房にネット被せ

以前、初めてトマトを栽培したときに、虫にやられてしまったので、試しにネットを被せてみることにしました。

防虫、防鳥の効果を確認するために、半分だけ被せてみました。

ネットは、100円均一で入手したキッチンシンク用のものです。

伸縮するタイプのほうが使い勝手が良いように思います。

結果のご報告

どういうわけか、今回は虫にあまり寄り付かれなかったため、ネット有り/無しでの効果検証とまではいきませんでした。傷んだ葉の除去など、こまめに手入れをしたため、害虫がつく暇がなかったのだと思います。(あと、暑すぎて虫もへばってたのかも…)

第1果房、まだ色づかず

6月半ばになり、第3果房まで実をつけ始めましたが、第1果房はまだ赤くなる様子がありません。

ミニトマトが色づくには、開花からの積算温度が1000℃必要とされています。

毎日20℃だったとして、50日必要な計算になりますので、まだもうちょっとかかるかも…気長に待つことにします。

初収穫 6個

6月下旬になり、待ちに待った初収穫です。

第1果房から6個収穫しました。

トマトのほかに、夏野菜(ナス、インゲン)も採れたので、夕食に美味しくいただきました。

つる下ろし作業(1回目)

7月後半に入り、本家は9段目、分家は6段目まで果房がつきました。

収穫量は徐々に増えて、3日おきに平均20個程度です(MAX35個)。

ここで「つる下ろし」作業をやります。

「つる下ろし」とは何なのか?

吊るした株のヒモを緩めて、上段についた果房を地面に近づけてやることで...

①養分や水分を根から吸い上げる際の負担を軽減させる

②果房の位置が下がり、収穫しやすくする

この2点の効果を狙うものです。

写真は本家のものですが、支柱を中心にして株をらせん状に巻くことで、「下ろし」てみました。

この日は酷暑のため、やむを得ず午前中に作業しましたが、本来が午後に作業するのが良いらしいです。(作業による茎折れを防ぐため)

夜間に吸い上げた水分を、午前中に葉などから放散させ切ったあとのほうが、茎が柔らかくなっているので、良いようです。

本家はなんとかうまくいきましたが、分家の方をやっているとき、「ベキッ」と嫌な音が...

折れてしまいました...

急いで折れた部分に平テープをきつく巻き付けて応急処置を施しましたが、どうなることやら...

やっぱり午後にやるべきだったと後悔しましたが時すでに遅し。分家株の生命力に期待するしかないです。

つる下ろし作業(2回目)

8月に入り、15個/回程度とやや収穫量が減少してきたため、化成肥料を追肥するとともに、2回目のつる下ろし作業を実施することにしました。

果房は、本家・分家ともに10段目を越えています(途中から数えるの面倒になってちょっとアバウト)。

ちなみに、前回つる下ろし中に茎が折れてしまった分家ですが、なんとか枯れずに済みました。

とはいえ、折れた部分が心配なので、分家については2回目以降のつる下ろしは実施しない事にしました。

収穫量減のため、つる下ろし作業(3回目)

2回目つる下ろしから数日は良かったのですが、徐々に収穫量が減っていき、お盆前には数個というレベルになりました。

まだ果房はついているので、最後の望みをかけて3回目のつる下ろしを実施しました。

2重らせんになってます。

今シーズン終了

お盆を過ぎても収穫量は回復せず。

茎葉の状態から、限界と判断しました。

秋冬野菜に備えて畝を空ける必要もありましたので、「ここらでよかろ」と西郷さんばりにつぶやきながら、今シーズンのミニトマトを終える事にしました。

株の始末をする際に気が付いたのですが、本家の根がコブ状になっていました。

これはネコブセンチュウという線虫による被害なのですが、マリーゴールドを混色することで防ぐことができます。

今シーズンは、マリーゴールドを混色するタイミングが遅くなったため被害が出てしまったものと思われます。

来シーズン以降の教訓にしたいと思います。

まとめ ~【2022年度】ミニトマトの栽培実績~

かじちゃん
かじちゃん

いかがでしたか?

この記事では、私の家庭菜園でのミニトマト栽培実績と、実践している工夫についてご紹介しました。

  1. 2022年度 ミニトマト栽培タイムライン
  2. 苗を購入し菜園に定植
  3. 脇芽かき、支柱立て
  4. 第2側枝を摘芯
  5. 分家をアンドン仕立て
  6. 誘引用の支柱を組み立て
  7. 下葉除去
  8. 第1果房、第2果房にネット被せ
  9. 第1果房、まだ色づかず
  10. 初収穫 6個
  11. つる下ろし作業(1回目)
  12. つる下ろし作業(2回目)
  13. 収穫量減のため、つる下ろし作業(3回目)
  14. 今シーズン終了

7月に入って1回あたり10個程度、7月中旬からは平均20個、多い時には35個、コンスタントに収穫出来ており、夏野菜として我が家の食卓を毎日賑わせてくれました。

ヒモ吊り誘引やつる下ろしについても、概ねうまく出来たのではないかと思っています。

家庭菜園で栽培している他の作物についても、下記でご紹介してますので、是非ご覧になってください。

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