夢にまでみた菜園作業。
あの野菜を作ってみようとか、採りたてのトウモロコシは美味しいんだろうなとか、考えただけで期待に胸が膨らみますよね。
でも、今まで農作業とかやったこと無いし、なんにも準備してないんだけど...
クワは当たり前として、いったいどんな道具をそろえればいいんだろう?なんて、ちょっと困ってたりしませんか?
私も菜園を始めるときは農作業について何の知識もなかったので、とても困ってました。
菜園歴9年の私がご紹介します
この記事では、私のこれまでの経験をもとに、これはそろえておいた方が良いだろうと厳選した道具についてご紹介します。
・そろえておきたい道具について、厳選したものを紹介
・必須か否か/活用シーン/購入できる店舗を解説
・その道具がなぜ必要なのかを解説
・選ぶときのポイントを経験にもとづいて解説
1.クワ
■必要レベル
必須です
■活用シーン
畝立て、耕起、除草etc. いろいろな作業に使用します
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
そうそう品質の悪い物は見かけた事はありませんが、永く使うものなので予算はあまりケチらない方がよいかと思います。¥5000以上は出したいところです。
刃先はけっこう鋭いですので、安全面も考えてしっかりした構造、材質のものを選んだほうが良いです。
大きさは様々です。家庭菜園レベルならば、小さい方が取り回しが楽なのでお勧めです。
2.スコップ(シャベル)
■必要レベル
必須です
■活用シーン
穴を掘ったり、菜園内の土の移動などで活躍します。休耕時の「天地返し」という作業をする際にも必須となります。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
地域によってシャベルとも呼びますが、ここでは呼び方をスコップに統一します。用途によって刃先の形が違うので注意してください。除雪用(刃先が直線状)のものは畑作業には不向きです。刃先の中央が尖っているものを選ぶようにしてください。
3.三角ホ―
■必要レベル
クワでも代用できるので必須ではないですが、持っているととても便利です。
■活用シーン
作物の成長過程で「土寄せ」という作業があるのですが、この三角ホ―があるととても便利です。また畝間の「中耕」という作業でも活躍します。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど(ただし、あまり見かけませんのでネットが確実かも)
■選ぶときのポイント
いろいろな大きさのものがありますが、菜園レベルであればクワと同じく小さめのもので良いかと思います。私は菜園開始の時点では持っておらず、数年後に購入したのですが、今では手放せない道具です。
4.レーキ
■必要レベル
人それぞれなので…しばらく様子を見て欲しくなったら購入でも良いかと思います。
■活用シーン
畝を仕立てる際、小石や残渣など余分なものを除去したり、上面を均したりするのに使います。トンボ型のものは畝の土寄せや整形時に重宝します。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
柄が伸縮可能なものがおすすめです。私は、畝(うね)を仕立てるときに多用します。実はトンボ型のものは持ってません。とても欲しいです。畝を形よく仕上げることができるようです。
5.イボ竹
■必要レベル
必須です
■活用シーン
葉物野菜しかやらないというのなら別ですが、つる性の作物を育てるのであれば必須の道具です。単体では作物を支える支柱として使ったり、複数を縦横斜めに組み合わせてネットを張るための骨組みにしたりします。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
いろいろな長さ、太さのものがありますが、太さはなるべく統一したほうが使い勝手が良いかと思います。私は、16mmと20mmを使っています。長さは150cm、180cm、210cmを揃えておくと良いかと思います。
下の写真のように、上端に溝があるものがお勧めです。紐をひっかけたり何かと便利です。
6.トンネル支柱
■必要レベル
必須です
■活用シーン
畝にトンネルを設置するときに必須となります。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
直線状やU字状のものがありますが、直線状のものがお勧めです。私は当初U字状のものを使用していましたが、直線状のほうが使い勝手が良いので途中から変えました。アーチの曲げ角度が自由に調整出来るので、キレイにトンネルを張ることが出来ます。太さは5.5mmで良いと思います。1本では役に立たないので、最低でも10本はそろえておきたいです。
7.園芸用ネット
■必要レベル
つる性の作物を育てるのであれば必須の道具です。
■活用シーン
イボ竹を組み合わせて作った骨組みに張って使います。
■購入できる店舗
100均ショップ、農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
これについては100均ショップで購入してよいと思います。品質や耐久性も問題ないものが多いです。私も数式持っていますが、すべて100均ショップで購入したものです。
8.マルチング(黒&透明)
■必要レベル
ほぼ必須です。マルチをまったく使わない方もいますので、必須とまでは言えませんが…たぶん使う事になると思います。
■活用シーン
春夏野菜は少し地温の低い時期から畝を仕立てる事になりますので、畝内の地温を上げるために使います。また雑草の繁茂防止や、水分量を調節したい作物(トマトなど)については、余分な雨水の侵入を防ぐ役割もあります。私は黒マルチのほかに、透明マルチも使っています。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
既に長さが5mほどにカットしてあるものもありますが、私はロール状のものをお勧めします。値段的にお得なので、長い目で見るとロールを購入した方が良いです。幅は95cm、135cmのものが主流です。60cm幅の畝を仕立てるのであれば95cm幅のマルチで充分かと思います。
9.寒冷紗
■必要レベル
必須です
■活用シーン
文字通り、防寒、霜よけのため、畝にトンネルを仕立てて寒冷紗を張ります。また日光が強すぎるときの遮光や、虫よけ、鳥よけにも効果を発揮します。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
銀色の線が入ったものをお勧めします。虫が嫌う効果があるといわれています。これも100均ショップで売っていますが、個人的にはお勧めしません。良い物は何シーズンも使いまわせるので、信頼できる品質のものを購入された方が良いです。
10.不織布
■必要レベル
あると便利
■活用シーン
畝に種を直播きしたときなどに、その上にベタ掛けしておきます。鳥よけと保湿の効果があります。
■購入できる店舗
100均ショップ、農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
種を直播きしない方は特に必要ないです。100均ショップのもので大丈夫だと思います。
11.ジョーロ
■必要レベル
必須です
■活用シーン
種を蒔いた時や、苗を本植した時の水遣りに使用します。
■購入できる店舗
農協、ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
4ℓ~6ℓ程度のものが使いやすいです。作りが単純なので100均ショップでも良いかもしれませんが、屋外に置きっぱなしになりますので、ずっと使い続けるのならばホームセンターなどで購入した方が良いかと思います。
12.コンテナ
■必要レベル
あると便利
■活用シーン
菜園の隅に常備し、小物や身の回り品を収納しておくためのものです。
■購入できる店舗
ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
屋外用のなるべく丈夫なものを選んだほうが良いです。毎回車で農園まで通うのであれば不要かもしれませんが、徒歩で通っている私にとっては必須レベルの道具です。
13.クレバーパイプ
■必要レベル
ほぼ必須
■活用シーン
長芋など山芋系の作物を栽培する際に、あらかじめ畝に埋設しておき、根の部分(成長点)をパイプ内に誘導しておくことで、収穫時の手間や時間を大幅に短縮できます。
■購入できる店舗
ホームセンターなど *もちろんネットでも購入可能です
■選ぶときのポイント
1m程度の長芋用を購入しておけば、他の山芋系にも流用できるかと思います。
クレバーパイプの使い方については、別の記事に詳しく記載してますので、是非ご参照ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、これから菜園を始める方向けに、そろえておきたい道具を13個ピックアップしてご紹介しました。
参考にしていただけたら嬉しいです
1.クワ
2.スコップ(シャベル)
3.三角ホ―
4.レーキ
5.イボ竹
6.トンネル支柱
7.園芸用ネット
8.マルチング(黒&透明)
9.寒冷紗
10.不織布
11.ジョーロ
12.コンテナ
13.クレバーパイプ
ご紹介した道具は、私のこれまでの経験から、私なりの見解や主観に基づいて記載しました。
良い道具をそろえて、長く使っていきたいですね。
皆様の菜園ライフが、楽しいものになるようお祈りしてます。
この記事に関連して、そろえておきたい小物や身の回り品についても、別な記事で紹介していますので、コチラも是非ご覧ください。
私が家庭菜園で栽培している作物については、下記でご紹介してますので、是非ご覧になってください。