新鮮なグリーンピースで作った炊き立ての豆ごはん、ホントにおいしいですよね。
私も妻も大好きです
グリーンピースって、サヤエンドウを成長させると簡単に収穫できちゃうんです。
この記事では、私の家庭菜園でのエンドウ栽培実績と、調理方法もご紹介します。
・エンドウ用支柱の立て方
・平テープを使ったエンドウの姿勢矯正方法
・うどん粉病の対策
・収穫時の工夫
・サヤエンドウの調理方法、調理例
・グリーンピースの調理方法、調理例
・採種、保管方法
2022年度 エンドウ栽培タイムライン
私の家庭菜園では、毎シーズン 種を直播き、発芽させてから、苗の状態で冬越ししてます。
ゴールデンウィーク前からサヤエンドウの収穫がはじまり、5月中下旬からグリーンピース収穫、株が枯れてから来シーズン用の種を採種してます。
- 2021/10/30
冬越しさせるため、念のため寒冷紗でトンネルがけ
来年の春までこのまま放任 - 2022/3/12
- 3/28
平テープでエンドウ姿勢矯正
- 4/6
3~5日おきに11段目まで設置
株によって生育に差がつき始めた - 5/2
今シーズン初収穫
- 5/10
株元に唐辛子スプレー噴霧
- 5/15
実を太らせるため、自重に負けないよう支柱を補強
- 5/25-5/28
絶品豆ごはんを賞味
- 6/2
形の良いサヤを選んで採集
- 6/5
十分乾燥させてから採取、保管
播種~冬越し
昨年10月に種を蒔いて、芽出し後に冬越しさせました。
苗の状態で冬越しさせると強い株になり、春に良いサヤをつけると言われています。
エンドウの苗は雪に埋もれても大丈夫なくらい寒さには強いのですが、一応寒冷紗でトンネル掛けしてました。
支柱立て
年明けからずっと作業をサボってたツケが廻ってきて、久々に丸一日作業する羽目になりました。
まずは、寒冷紗をとって支柱を立てるところから開始です。
畝の中央に支柱を5本、一列に立ててます。
支柱の上端から5cmくらいのところで、支柱同士をヒモで結わえて、両端の支柱を2本の紐で地面に固定。
キャンプでテントを張った経験のある方なら判ると思いますが、支柱の先端からヒモ2本で地面に固定する、あのやり方です。
これで結構グラつかなくなります。
姿勢の矯正
次にエンドウの姿勢矯正です。
まず端の支柱に平テープを結わえて、各支柱を経由、反対端の支柱までいったら折り返して、元の支柱まで戻ってきます。
平テープで支柱間のエンドウを挟み込むようなイメージです(上の写真を参照)。
注意しなければいけないのは、この時に使う平テープ。
細い紐だと、エンドウの茎葉にこすれてしまい、痛めてしまう恐れがあります。
私は必ず平テープを使うようにしてます(100均で売ってます)。
暖かくなりだすとエンドウは一気に成長するので、ゴールデンウィークくらいまでは、平テープ張り作業は数日おきにやる必要があります。
平テープ2段目~11段目
暖かくなってくると、1日に5cmのペースで株が一気に伸びてきます。
・4/19 : 75㎝(平テープ5段)
・4/25 :100㎝(平テープ7段)
・4/28 :120㎝(平テープ8段)
・5/ 2 :130㎝(平テープ9段)
・5/ 5 :140㎝(平テープ10段)
・5/ 8 :155㎝(平テープ11段)
3日~5日ごとに平テープで姿勢保持してやりました。
サヤエンドウ収穫
ゴールデンウィークに入り、5/2に今シーズンの初物を収穫しました。
この後しばらくはサヤ付エンドウが楽しめます。
全部採らずに手加減しても、1回の収穫でザル半分くらいにはなります。
収穫時の工夫として、今シーズンから採用した方法をご紹介します(下の写真を参照)。
1.100均で名札の吊り下げクリップを購入し、ビニール袋の手提げ部分に付けます
2.これを2つ付けたらズボンの上端に固定
けっこう使い勝手良いですよ。
初物をスパゲッティで
サヤエンドウの下処理は以下の5ステップです。
1.ボールに入れてよく洗う
2.端のとがっている部分を上の方にポキっと折り、そのままスーッと引っ張って筋を取る
3.サヤの反対側も同じように筋を取る
4.沸騰した湯に塩を少量入れて、15秒 湯通しする
5.ザルに移して湯切りする
湯通しすることで風味が増して、甘くなります。
15秒で充分ですが、しんなりしたのがお好きな方は、お好みで調節してみてください。
上の写真はたらこスパゲッティに添えてみたものですが、なかなか良い色あいになりました。
春の香りが峻烈で、手前味噌ですが大変美味しかったです。
うどん粉病が発生
株の根本付近はどうしても風通しが悪くなります。
案の定、うどん粉病が発生しかけてました。
人体には害は無いとされてますが、作物にとっては深刻です。
なんといっても見た目が宜しくないですよね。
ここ数年考えていたことを実践してみることにしました。
昨年から仕込んでおいた逸品です。
唐辛子の焼酎漬け(要冷蔵)
約500倍に希釈して使用します。
100均で購入したスプレーボトル(550mℓ)に、原液を小さじ一杯入れて水道水を満タンまで注いで希釈したものを、エンドウだけでなく他の作物にも吹きかけてやりました。
正直なところ、効果はあまり感じられませんでした...どうやらうどん粉病が発生してからでは遅いようです。予防的に散布するのであれば効果があるのかもしれません。
発生してしまったら、重曹の方が効き目があるかもです。ちなみに重曹の場合の希釈倍率は、重曹1gに対し水1リットルとなります。
ただ、重曹の場合は濃度を少しでも間違えると、葉が萎れてしまう恐れがありますので、最初は薄目で試してみる事をオススメします。
スーパーなどで、食用の重曹が売っています。
グリーンピース結実に備えて支柱を補強
サヤ付きエンドウを楽しんだら、とりこぼした実をそのままにしておき、グリーンピースにまで育て上げます。
サヤ内で生育したグリーンピースにより株の重量が増すため、斜め方向に支柱を2本追加して倒れないよう補強しました。
グリーンピース収穫、絶品豆ごはんを賞味
サヤがぷっくりと膨れて半透明になったら採りごろです。
サヤからグリーンピースを取り出したら、塩と酒を少量入れて、お米と一緒に炊飯器で炊きます。
採りたてグリーンピースで作る豆ご飯は、口に入れた瞬間に鼻から抜ける風味が絶品でした!
2回目の収穫時は、ペンネに添えてみました。
こちらも、なかなか良い色合いです。
なお、グリーンピースの下処理は以下3ステップでOKです。
1.サヤからグリーンピースをとりだし、さっと洗う
2.沸騰した湯に塩を少量入れて、2分 湯通しする
3.ザルに移して湯切りする
母種を採集
株が枯れ始めて、サヤが茶色く変色してきたら、あらかじめ選別しておいた形の良いものを母種として採集します。
今年は、形や実つきの良いものが多く、母種選びに迷いました。
梅雨入りが早そうなので、まだ茶色になっていないものも早採りしました。
梅雨で母種にカビがつくのを嫌って、上の写真のように早採りしたのですが、結果的に失敗でした。
サヤに薄い緑色が残っているものは種がまだ未熟で、乾燥させてもずっと緑色のままでした。
カビを恐れず(?)に、じっくり株が枯れるまで待ったほうが良さそうです。
この失敗は次回に活かします。
来シーズンに備えて種採り
雨の当たらない風通しの良い日陰で十分に乾燥させ、サヤがカラッカラに乾いたら、種を採ります。
家庭菜園を始めた頃から、毎年こうやって種を採って次のシーズンに繋いでいます。
固定種なので、同じ場所で育て続けていくことで、その環境になじむようになると言われています。
実際、年を追うごとに強い株となり、実の入りも良くなっているように実感しています。
形と実の入り具合によって、超A級、A級にランク分けして、サヤから種を取り出したら、乾燥剤と一緒に小袋で保管してます。
来シーズンの播種は、今年の10月~11月の予定です。
まとめ ~【2022年度】エンドウの栽培実績 グリーンピースで豆ごはん~
いかがでしたか。
参考になったでしょうか?
この記事では、私の家庭菜園でのエンドウ栽培実績と、調理方法などをご紹介しました。
- 2022年度 エンドウ栽培タイムライン
- 播種~冬越し
- 支柱立て
- 姿勢の矯正
- 平テープ2段目~11段目
- サヤエンドウ収穫
- 初物をスパゲッティで
- うどん粉病が発生
- グリーンピース結実に備えて支柱を補強
- グリーンピース収穫、絶品豆ごはんを賞味
- 母種の採集
- 来シーズンに備えて種取り
エンドウは、さや付きとグリーンピース 2回楽しめるところが良いですね。
家庭菜園での記事は、他の作物も下記でご紹介してますので、是非ご覧になってください。