良書との出会い【うつ休職記録(3ヶ月目 第4週)】

うつ病休職記録

休職中は、なにかと不安になりがちですよね。

私もうつで約7ヵ月休職してましたが、さまざまな不安が波状的に襲ってきてました。

自分という人間はまっとうな道を踏み外してしまったのか?、そうであれば自分はいまどのあたりをさまよっているのか...

暗闇のなかを彷徨い歩いているような不安が根底にあったように思います。

この週に運よく良書と巡り合ったことで、このような言葉では言い表しづらい感情、不安を和らげることが出来ました。

この記事では、休職3ヶ月目 第4週での出来事をとおして、さまざまな気づきを探っていきます。

当時記録していた日記も書き起こしてますので、よろしければ参照してください。

かじちゃん
かじちゃん

私の体験を読んでみて、心が疲れそうになっている方、疲れてしまった方、つらい思いをされている方の心が少しでも軽くなりそうなヒントが見つかれば嬉しいです

この週に考えたこと/行動したこと

・図書館で良書を探索
・人生の再構築を決意

この週に読んだ本

・『早く家に帰るための「仕事のルール」』 松本 幸夫 著
・『小心者ほど強くなれる』        野口 敬  著
・『40代で始める「最終戦略」ノート』
  西山 昭彦 著
・『平凡を極める生き方』         鍵山 秀三郎 著

2/24(月) 疑似通勤で実施することを考案

プランを考案

■当時の日記を読んで感じたこと

前週から開始した疑似通勤ですが、通勤時間以外の空いた時間をどう過ごすかについて考案してます。

たまたま駅の構内書店で見かけた本からヒントを得て、図書館で借りた本を駅近くのファストフード店などで読み漁るという事を思いつきました。

この時点でのジャンルはハウツーもの、自己啓発、もしくは心の負担が軽くなるものに絞っていました。

当時の日記

8:55~9:05 H駅ファストフード店にて

会社最寄り駅までの定期券を購入した 
気分が乗ればそこまでの乗車を考える 

本日ノート記録する前に、今までの分を最初から読み返してみた 
その時点では意識していなかったかもしれないが、ネガティブ思考が目立っているように思う 
今が正常かというと、それはどうかとも思うが少々マシにはなってきてるか・・・ 

駅構内の書店で「たった5秒で・・・」というノウハウ本を見た 
面白そう 
考えすぎは良くない旨の内容だった 
図書館で探してみよう 
あまりノウハウ本は好きではないが、参考になれば良いと思う 

今週は明日から暖かくなるらしい 
今週で2月が終わる 

復帰に向けて慣らしていく 
スーツ着用には抵抗が無くなった 

今朝起床時、月曜の朝感があった 
これにも慣れなければ 
たぶんこの感覚は復帰後もずっとあるように思う 

今日昼食(弁当)を食べられるような場所を探す 
映画も観なければ 

今週雪が融けると思うので、週末農園に入ってみるか 
楽しみ 

本日ここまで 

2/25(火) ハウツー本を読了

how to

■当時の日記を読んで感じたこと

前日思いついたハウツー本の読み漁り。

さっそく図書館で3冊借りています。

私は昔から物事を斜に構えてみる悪い癖があり、俗にいうハウツー本は大嫌いでした。

他人から上から目線で言われているようで、いくら良いことが書かれていても素直に受け入れることができずにいたのです。

この際そういう感情はいっさい捨てて、得られるものは貪欲に吸収しようという思考に変化していたように思います。

壁を作ってしまっては、何も得られないので、まずは素直に、謙虚になることから始めています。

当時の日記

8:40~9:05 H駅ファストフード店にて

会社最寄り駅で折り返してH駅下車
昨日図書館でハウツー本3冊借りた

いつもは借りないタイプの本だが、リハビリにちょうど良いと思い、借りてみた
昨日午後1冊読了
1日~2日あれば読み切れるボリュームと思われる

気になるところや参考になるところは書き出していく

この手の本を読むと頭が自然に仕事モードに切り替わっていく
ああしなくてはとか、こうしなければという論理思考が頭の中に出来上がっていく

今頭がクリアな状態なので素直に構築されていくが、繁忙になると違ってくる
とりあえず1冊/日ペースで読了していく事とした

大まかに午前中集中、午後は身体を使って流す感じ
すきま時間にtodo処理していく

本日ここまで

2/26(水) 良書との出会い

読書

■当時の日記を読んで感じたこと

野口 敬氏の著書に出会えて本当に運が良かったと思います。

出会っていなければ、恐らく復帰の時期が数カ月遅れていたと断言できます。

あまりにも同意する内容が多かったため、読みながら涙が出てしまいました。

この時期、何が不安だったのかというと、自分は道を踏み外してしまったのではないか、もしそうならば「自分はいまどの位置にいるのか?」ということでした。

また、復職に向かって進むべきなのか、復職しても再発するんじゃないのか、時期尚早なのか、まだ療養すべきなのか、思考の整理がつかず悶々としていたように記憶してます。

勝手にシンパシーを抱いてしまい、野口敬氏には大変迷惑な事だと思いますが、思考のタイプが同型と思われる人の著書は心に沁みるのだなと体感した瞬間でもありました。

その人にとって何が良書になるかは、置かれた状況や病気の症状、軽重などに左右されると思います。

この件については、「読んでタメになった良書10選」にも詳しく記載してますので、ご参照ください。

当時の日記

8:25~8:40 会社最寄り駅ファストフード店にて

昨日「小心者ほど強くなれる」という本を読んだ

小心者に至る過程が自分の仮説と一致、我が意を得たりの気分
また克服の考え方も自分の考えと一致する部分が多く、著者の野口敬氏にシンパシーを覚えた

自分の欠点である気が付きすぎる(敏感過ぎる)、焦燥感が強いという部分を消すのではなく昇華させる事が肝要
新たな気づきとして、夢を持つこと、人に任せる事を今後心掛けてみる

夢。今の夢は人に喜ばれる農作物をつくる事、認知されること、生計を立てる事、農地を持ちのんびり暮らすこと
人に任すのは難しいことだが・・・責任を持つ覚悟が必要

ハラを決めろということだ
克服できれば、現在悩んでいる人の好き嫌いが低次元な事となり、気にならなくなるハズ

でも根本解決になるのか?
現状の嫌人をクリアしていかないとマズいかも

まずは自分で出来る部分について取り組んでみるか

本日ココまで

2/27(木) 人生の再構築を決意

再構築

■当時の日記を読んで感じたこと

この時期、頭が非常にクリアになっていたので、ハウツー本が面白くてしょうがなかったです。

仕事から数か月離れて、頭脳が新しい知識に飢えていたのでしょう。

復職のため武器や防具を身に着ける感覚で、スポンジが水を吸収するように、一度崩れてしまったアイデンティティを基礎から再構築しようと貪り読んでいたように思います。

当時の日記

8:45~9:00 H駅ファストフード店にて

昨日、帰りがけにチュ―リップ2本購入
妻喜んでいた
何か妻が凹みそうなときは買って帰ろう

3冊目の本、昨日半ばまで読了

40代は人生の折り返しとして、いろいろな事を見直すべきとの事
中間決算という言い方
正しいと思う

また自分が今このような境遇なので、ある意味好時期に適書に巡りあったというべきか

自立とは会社でも家庭でも自分で自分このことが出来る事 とあった
共感
出来なければせめて妻への感謝を表すべきだろう

インセンティブは自己実現
自戒を以て受け止める

半歩先を行くというのも目からウロコ
敢えて半歩先
その先が見えていても、時代に合わせて「半歩」先
浮いてしまうのを防止できる

細切れ時間の活用は、他の本にも書いてある内容
これは有無を言わず実践すべきか

今心身がクリアになったところから、正常、清浄なものを積み上げていく
再構築!

本日ここまで

2/28(金) 妻との喧嘩にて

夫婦喧嘩

■当時の日記を読んで感じたこと

妻と喧嘩してしまいました。

私の仕事復帰が予定よりも遅れていたことで、妻も漠然とした不安を抱えていたのではないかと思います。

舌打ちに嫌悪する理由は「休職3ヶ月目 第1週」に記載したとおりです。

今になって考えれば、喧嘩であれ何であれ、お互いの鬱憤が発散できて良かったじゃないかと思いますが、休職中で精神的に不安定な時期でしたのでかなり堪えてしまったのでしょう。

しかしこのお陰で、更なる良書に巡りあうことになります。

当時の日記

8:45~9:05 H駅ファストフード店にて

昨夜、就寝前に大きく凹み

妻と喧嘩してしまった
ちょっとした行き違いが原因だが、舌打ちされたのが効いた
舌打ちされると何か正気でいられなくなってしまう
うろたえてしまう、取り繕おうとしてしまう、固まってしまう、心が大きく波打つ
何が悪かった?、どうすれば良い?

幼少期に母に舌打ちされて固まったのは良く覚えている
母に罪は無いし、今更恨み言を言うつもりも無いし、遺恨もない
むしろ、ストレスの中で育ててくれた事に感謝している

ただ、消えない
おどおどビクビクする
人の顔色を常に気にしている
人が怒るとどう対処して良いのか判らなくなる
挙句、自分の怒りや感情がうまく出せなくなってしまう
このへんに不調の根があるように思える

人が怒るたびにこれでは自分が参ってしまうし、相手も堪らないだろう
妻も感情をぶつける相手が居なくなると辛くなるのではないか?
ただ夕べは凹んだ
かなり・・・
やはり舌打ち辛い、ただ辛かった
不快が消えなかった
根強い

回復へのヒントがあるか?
野口敬氏の本、他に借りて読んでみるか?
カウンセラーに相談してみるか?

少々疲れた
本日ここまで

まとめ(3ヶ月目 第4週)

いかがだったでしょうか。

かじちゃん
かじちゃん

参考になった部分があれば幸いです

この記事では、休職3ヶ月目 第4週での出来事について、日記を通して俯瞰し、さまざまな気づきを探ってみました。

  • 2/24(月) 疑似通勤で実施することを考案
  • 2/25(火) ハウツー本を読了
  • 2/26(水) 良書との出会い
  • 2/27(木) 人生の再構築を決意
  • 2/28(金) 妻との喧嘩にて

次回、4ヶ月目 第1週の記事も参照してみてください。

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