自分が本当に欲しかった情報や方法との邂逅があり、いきなり目の前が開けて道が見えてくる、そんな事ありますよね。
私にとっては、復職を目前にしての不安を払拭してくれた自律訓練法や、良書との出会いがそうでした。
この週で、前週に引き続き、U氏との2回目面談、そこで学んだ自律訓練法と系統的脱感作法の実践などを行っています。
この記事では、休職6ヶ月目 第4週での出来事をとおして、さまざまな気づきを探っていきます。
当時記録していた日記も書き起こしてますので、よろしければ参照してください。
私の体験を読んでみて、心が疲れそうになっている方、疲れてしまった方、つらい思いをされている方の心が少しでも軽くなりそうなヒントが見つかれば嬉しいです
・新部長と顔合わせ
・安全衛生部門の有識者 U氏と2回目脳面談
・自律訓練法と系統的脱感作法を実践
・日常で注意が飛びやすい場面の考察
・『「自分」から自由になる沈黙入門』 小池 龍之介 著
・『偽善入門』 小池 龍之介 著
・『もう、怒らない』 小池 龍之介 著
・『実践自律訓練法』 佐々木 雄二著
5/26(月) 新部長の印象
■当時の日記を読んで感じたこと
日記に登場する同僚Tですが、私が休職したため、別部署から異動編入してきました。
半年前までこの部署に在籍していたため、出戻りみたいな感じでした。
本人曰く、別部署では人間関係がうまくいっていなかったため、出戻り大歓迎だったようです。
私が復帰したとき、泣いてくれた非常に気の良いヤツです。
9:20~9:35(本社最寄り駅 喫茶店にて)
先週23(金)の面談、新部長と初顔合わせ
第一印象良し、フランクな感じ
気を遣っていただいている様子
Tがアテンドしてくれた
久しぶりで嬉しかった
産業医、初対面のためかややキツイ印象があったものの、心情は理解していただいた模様
今週1週間は通勤訓練となった
来週、試し出社
土曜日、妻と宝塚公演を観に行った
圧倒された
波状に押し寄せる感じ
少々疲れた
ヅカファンは凄いと思う
パワーが溢れている
昼食、レストランにてランチ
2,000円/人だが、料理内容に対してリーズナブル
大変満足した
予約しておいて良かった
日曜日午前中、畑に没頭
ゴーヤ発芽しなかったのが残念
3粒新たに仕込んだ
昼食ネギラーメン旨し
午後、映画鑑賞
泣いてしまった
その後、父の日ギフト選び
ボルサリーノとハンカチを6/14(土)AMで発送した
本日U氏と2回目面談予定
系統的脱感作法というのを学ぶ
本日ここまで
ヅカファンの方のパワーには圧倒されました
5/27(火) U氏との面談を終えて
■当時の日記を読んで感じたこと
Uさんとの2回目の面談となりました。
この日記に書いてあるとおり、不調のメカニズムや防御・対処方法、気持ちの落ち着け方など、非常に有意義なアドバイスで、見事に私の不安要素を打ち消していただきました。
この指導がなかったら、復帰してもすぐにうつが再発していたかもしれません。
Uさんは、ご退職後に心理療法を学び、シニアとして安全衛生部門に在籍、必要があれば対象者と面談という少し特殊な位置づけでした。
Uさんへの印象が、1回目から180度変わった日でした。
有識者からのアドバイスについては、「やって良かったこと10選」にも詳しく記載してますので、ご参照ください。
9:15~9:25(会社最寄り駅 ファストフード店にて)
まず、昨日のU氏との面談について
大変有意義だった
予期不安、パニック、偏桃体(青斑核)、対処法、予防法、日々のトレーニングについて細かく指導いただいた
今後疑問があったら、予約して面談してみたいと思う
教えていただいた書籍は、本日図書館で読んでみる
通勤訓練は、特に何の支障もない
事務所、会議室でYさんほか課長連中、廊下でも見かけた
席でもKほか数人見かけた
不調なし
休業明けという事で、まだ皆気を遣っていてくれる
慣れた頃にどうなるか?
準備を進めておく必要あり(と思う)
17:30にまた事務所に顔を出すのが鬱陶しい
16:00頃から少々気力が萎える
組み立てを考えてみる
15:00くらいに休憩いれるのが良いか
本日ここまで
5/28(水) 自律訓練法と系統的脱感作法
■当時の日記を読んで感じたこと
自律訓練法ですが、初めてのときは、力を抜く感覚が掴めずに、非常に時間がかかっていました。
3回目くらいからは、コツみたいなものを会得して徐々に実践できるようになっていました。
系統的脱感作法を始めるため、過去の緊張場面をリストアップした際に、自身の思考パターンについて気づきがありました。
起こってもいない事柄に対して病的なまでの思考を繰り返し、悩み、挙句に予期不安に陥るという悪循環、職業柄、失敗の許されない環境に永く居たため、このような思考が沁みついてしまっていたのかもしれません。
9:40~9:55(会社最寄り駅 喫茶店にて)
昨日午前中、佐々木雄二氏の自律訓練法を読んだ
メソッド部分はコピーして自宅に置いておく
妻にも話して少しやってみた
興味あるらしい
通勤時の電車内と就寝時にヤル
河原歩くときの腹式呼吸も忘れずにヤル
座禅(呼吸瞑想「出入息念」)も、時間が出来たらヤル
ここに来るまで、電車内で系統的脱感作法について調べた
自律訓練法によって弛緩反応が十分得られたら、次の段階として移行するものらしい
前出著書の特殊段階にあたるのかも
簡単にいうと、過去に緊張反応を起こした場面を調べ、刺激度 小→大 リスト化する
10場面を選抜し、刺激度の低い方からイメージを浮かべ、緊張反応が想起されたなら、ただちに自律訓練法で体得した弛緩により、緊張を和らげるというもの
低い方から順に緊張がなくなったら、高次へ
U氏が言っていたが、これによっておかしくなることはないとの事
むしろ、厭な場面にフタをせず、昇華させることが重要
始める前に、訓練であることを脳に宣言すること
まずは、自律訓練法を続け、呼吸瞑想を体得する
10:50~11:00
系統的脱感作法を始めるにあたって、過去の緊張場面をリストアップした際に気づきがあったので追加記録する
自身が予期しない場面(未知の部分)について、強い不安を抱いているように思う
それに対して、あーでもない、こーでもないと無駄な準備をしようとしている(このことは認識しているがやめられない)
何故か?叱責が怖いから?そこまで失敗や叱責を恐れるのは何故?
殺されるわけでもなければ、人格否定されるわけでもないのに
それでも厭なのは何故?
相手を怒らせるのが厭?怒っているのを見るのが厭?幼少体験?
そのあたりを整理・分解して消化したい
本日ここまで
5/29(木) 自律訓練法を実践
■当時の日記を読んで感じたこと
小池氏著書に感化されて、若干 仏道的な思考に傾倒しているようですが、精神の安定が保たれているようなので、正解だと思います。
この時期、日記に書かれている内容を習慣化しようと、手帳に書いて実践していました。
そのあたりにも几帳面すぎる部分が見え隠れしているようですが、性格は直しようがないので良しとしましょう。
10:20~10:35(H駅 ファストフード店にて)
自律訓練法と小池氏著書を、良いとこ取りして、日々の生活の中に取り込むことを実践中
・通勤中:歩行時、腹式呼吸&心を歩行に留める(歩行禅)
・電車内:座れたら自律訓練法の基礎、第1段階(できれば第2段階)
・帰宅後:呼吸瞑想「出入息念」
・就寝時:自律訓練法の基礎、第1段階(たいていは基礎段階で寝入っている)
上記は、日々の習慣としてこれからも続けていきたい
休日もやれるようにする
意識のある間中やることは、雑念、妄念、煩悩を常に払う事
没頭すると時間忘れてしまうのか?
次にやる事忘れてしまうのか?
そんなことはない
錯覚している
集中、没頭すると、頭の隅に次にやるべき事や関連事項を留めつつ作業が出来る
自分を信じて没頭する事
集中する事
いま少し出来てたような気がする(これも「迷い」だ!捨てる)
本日ここまで
5/30(金) 注意が飛びやすい場面
■当時の日記を読んで感じたこと
普段なにげに行っている日常的な行動、歯磨き、風呂、歩行、食事などで注意が散漫になる事を発見しています。
思考を飛ばさずに、その行動に集中するというのは、脳科学的にも良い事とされており、理に適っていると思います。
改めてこの日記を読み返してみて、今それが実践できているかというと….
こういうのは意識してやらないと忘れてしまうものだと気づきました。
13:45~13:56(自宅にて)
意識がどこかへ逸れていくときは、大抵は慣れた作業(行動)の時
歯磨き、風呂、歩行、食事などで注意が飛びやすい
考えに耽ってしまう
どういう傾向があるか?
自分が不条理な目に遭っている、特定の相手の厭な言動がフラッシュバック
あー言えば良かった 等々
幼稚といえばそうだ
現実には起こっていない事を、わざわざ脳とエネルギーを消費してまで考えている
しかもろくな結論しか出ないのに
なんという非生産的な作業だろう
これは、考えを引き戻す訓練を始めて見えてきたこと
収穫ありだと思う
本日ここまで
まとめ(6ヶ月目 第4週)
いかがだったでしょうか。
参考になった部分があれば幸いです
この記事では、休職6ヶ月目 第4週での出来事について、日記を通して俯瞰し、さまざまな気づきを探ってみました。
- 5/26(月) 新部長の印象
- 5/27(火) U氏との面談を終えて
- 5/28(水) 自律訓練法と系統的脱感作法
- 5/29(木) 自律訓練法を実践
- 5/30(金) 注意が飛びやすい場面
次回、7ヶ月目の記事も参照してみてください。