自分の性格って、ときどき判らなくなる時ありますよね。
休職2ヶ月目に入ると、徐々に頭が廻りだしてくるので、いろいろ考えるようになっていきました。
うつになった原因を探りつつ、自身の性格を分析したり、内省を始めた頃です。
根が分析したがりなのでしょうがないですが、しなくても良い分析までやってみたり...あがいています。
この記事では、休職2ヶ月目 第2週での出来事をとおして、さまざまな気づきを探っていきます。
当時記録していた日記も書き起こしてますので、よろしければ参照してください。
私の体験を読んでみて、心が疲れそうになっている方、疲れてしまった方、つらい思いをされている方の心が少しでも軽くなりそうなヒントが見つかれば嬉しいです
・自身の性格について分析、内省
・図書館での読書
・自宅でビデオ鑑賞
・幼少期の人格形成について回想
1/14(火) 自分の性格について
■当時の日記を読んで感じたこと
復帰への焦りや、問題の整理がつかないこと等がない交ぜになり、何故うつになってしまったのだろうという事を考えていた時期だったと思います。
内省すること自体は悪くはないのですが、今になって考えると、1人でやるよりカウンセラーを交えたほうが良かったのではないかと思ってます。
自分の性格には良いところもあるハズですが、この時は悪い面ばかりとりあげて、あーでもない、こーでもないと、とりとめのない思考を繰り返しています。
恐らく、このときはまだ「自分の性格で悪いところは変えていこう」と思っていたのだと考えます。
当時の自分に向けてひと言...
性格は変えられない(というか無理に変えてはいけない)ので、あきらめて自分の性格を好きになって欲しいな
9:30~9:40 自宅にて記録
自分の性格について…
元来の気の弱さは認識している
何事にたいしても弱気がちになる
ネガティブ…無理してポジティブに振舞っても、どこかで弱気が顔を出す
後で考えてみると、ちょっとズレたところで無用な気遣いをしてみたり
完璧主義といえば聞こえはいいが、弱気のために何事にも行き過ぎた心配をしてしまうところがある
遺伝かもしれない
うまくコントロール出来れば良いのだが…
他人にいろいろ言われると従ってしまうところがある
素直といえば聞こえが良いが…良い方に考えることにしよう
奥ゆかしい、深謀遠慮、完璧主義、臨機応変
性格は変えられないのだから
ただし行き過ぎが良くない
コントロールしたい
妻が良いストッパーになっていると思う、感謝
1/15(水) 『歓喜の仔』
■当時の日記を読んで感じたこと
図書館には、20代の頃からよく通っていました。
天童荒太氏の著書は、「永遠の仔」で感銘を受けて以来、拝読してます。
なので、休職してから空いた時間をどうするか考えたとき、図書館で過ごすという発想は自然に出た流れだったと思います。
のちに啓発本やうつ体験本を読み漁ることになるのですが、この時期はまだメンタル的にきついものがあり、普通に興味のある本をチョイスして読んでいたようです。
休職中に読んだ本で、良かったもの10選を、下記にまとめてありますので、よろしければ参照してみてください。
『歓喜の仔』 天童荒太 著
11:10~11:20 自宅にて記録
昨日、天童荒太著『歓喜の仔』を読了した
秀逸だった
人間の本質、在り方、家族や周りの人間関係など考えさせられた
『永遠の仔』も良かった記憶がある
始めてパニック症になった時、山登りを始めたのはこの本がきっかけだったと思う
読了後、妻に対して改めて感謝の念を強く抱いた
自分の甘えが多々あるだろうが、受け止めてくれている
俺も受け入れようと感じた
妻がつらい時には支えになろう、話しを聴いてあげよう
お仕着せの情けとかは必要ない
昨夜、親父に電話した
お袋が検査入院し寂しがっているだろうとの妻の勧めにて
考えが及ばなかった、恥じ入る
親父が電話を切らずに話し続けていた
元気そうではあったが、やはり寂しかったのかもしれない
義姉たちも気遣ってくれている模様
やはり女性の視点はすごい
今夜も電話してやるとしよう
1/16(木) ビデオ鑑賞は虚しい
■当時の日記を読んで感じたこと
自宅でビデオを鑑賞したあと、虚無感にさいなまれています。
この頃はまだ判らなかったのですが、このとき感じた虚無感の正体は、感情が刺激されたあとの反動だったのではないかと思っています。
のちにカウンセラーから教わる事になりますが、感情の⤴があると、そのあと同じ量の⤵がくるようです。感情のぶり返しですね。
休職初期の段階では、自分で感情をコントロールすることが難しいので、刺激の強い映画、ビデオ、読書はなるべく控えたほうが良かったんだろうなと思いました。
9:15~9:30 自宅にて記録
昨日は終日自宅で過ごした
極端に寒かったので外に出るのが億劫だったから
といっても、日課のウォーキングはやったし、午前中畑に行き水菜を収穫してきた
水菜の味が想像よりはるかに濃かった
午後は、妻は友人宅
俺はビデオ鑑賞
『トリック』を観た
面白かった…が、虚無感あり
本を読了した時の感じとは違う何か?
視覚が刺激されたことによる興奮なのか?
長時間は良くないと感じた
今のところ有効と思われるもの
早朝ウォーキング、コーヒー、読書、日記、畑、買い物
打ちっぱなしは少々虚しい、休日で賑わっていれば別だが…
本日、妻と映画を観る予定
1/17(金) 周囲の顔色をうかがう
■当時の日記を読んで感じたこと
幼少期の出来事を回想することは、これまでもたびたびありましたが、あまりじっくりと考えたことはありませんでした。
幼いころに母が厳しかったことは否定しません。
母親の機嫌を損ねないようにビクビクしながら、幼いながらも気を遣って生きていたと思います。
生来の性格も関係しているのでしょうが、この頃に形成された自我のようなものが、のちの私の人生に影響を与えたであろう事は否定できません。
ただ、私も大人になった現在、思う事として、母には感謝しかありません。
この頃の母にとって、家事、仕事をこなしながら、男3人を育てるのは大変な苦労だったと思います。
たとえどのように育ったにしても自分を認めてあげることで、必死に育ててくれた両親に感謝の意思を示したいと今は思っています。
当時の自分に向けてひと言...
自分を認めてあげることが大事だよ
親に感謝しているならなおさらだね
11:00~11:15 ファストフード店にて記録
昨夜、妻が腹痛で寝込んだ
夜中にうなされ、嘔吐して楽になったらしいが非常に心配した
朝方はだいぶ良くなったらしく、朝食も食べていた
苦しんでいるのを見るのはツライ。回復を願う
昼食はうまいものでも買っていってあげよう
妻の心配してると凹み気味になる。妻が元気だと凸。
周囲の状況に関係なく平穏でいられれば良いのだが、なかなかそうはいかない
そういえば幼い頃から周囲(特に母親)の顔色を窺っていたように思う
気に入られようとか、機嫌を損ねないようにとか、不要な気遣いをしていた(気遣いというかビクビクしてたというか)ように思う
そうやって人格が形成されていったのか?それとも元々そういう気質を以て生まれてきたのかわからないが…
まぁ、この性格でも要としてくれている人がいるので良しとしよう
昼から歯医者、少し嫌(痛いので)
まとめ(2ヶ月目 第2週)
いかがだったでしょうか。
参考になった部分があれば幸いです
この記事では、休職2ヶ月目 第2週での出来事について、日記を通して俯瞰し、さまざまな気づきを探ってみました
- 1/14(火) 自分の性格について
- 1/15(水) 『歓喜の仔』
- 1/16(木) ビデオ鑑賞は虚しい
- 1/17(金) 周囲の顔色をうかがう
次回、2ヶ月目 第3週の記事も参照してみてください。