幸運の糸を手繰る【うつ休職記録（４ヶ月目　第４週）】

休職期間が長引くと、一緒に暮らしている家族にも負担がかかってしまいますよね。

私もこの時期、妻と小さな喧嘩を繰り返していました。

一緒に暮らしている事で、相手の厭な面が露見したり、復職できない引け目からくる劣等感みたいなものがあったり．．．

妻からしてみれば、病気の症状が悪化しないよう、いろいろ我慢していたのだと思います。

この記事では、休職４ヶ月目第４週での出来事をとおして、さまざまな気づきを探っていきます。

当時記録していた日記も書き起こしてますので、よろしければ参照してください。

かじちゃん

私の体験を読んでみて、心が疲れそうになっている方、疲れてしまった方、つらい思いをされている方の心が少しでも軽くなりそうなヒントが見つかれば嬉しいです

この週に考えたこと/行動したこと

・妻との喧嘩からの学び
・幸運の糸手繰りを再開

この週に読んだ本

『こま切れ時間活用術』　西山昭彦著

３／２５（火）大喧嘩からの反省
３／２６（水）部下Ｋに連絡
３／２７（木）幸運の糸を手繰る
３／２８（金）花を買って帰る
まとめ（４ヶ月目　第４週）

３／２５（火）大喧嘩からの反省

■当時の日記を読んで感じたこと

３/２２（土）～３/２３（日）妻と大喧嘩しています。

休職中はどうしても自宅で過ごす時間が増えてしまうため、パートナーが専業主婦（主夫）の場合は、必然的に夫婦で一緒に居る時間が多くなってしまいます。

どんなに仲の良い夫婦でも、四六時中顔を突き合わせていると、どうしても不満はでてくるものです。

お互いの中で小さなイライラが溜まった結果、とうとう噴出してしまったのだと思います。

この喧嘩から得た教訓です

「原因関係なし」
「事の大小関係なし」
「納得有無関係なし」
「罪がどちらにあるか関係なし」
「誠心誠意あやまること」
「言いたいことは書き出して整理、消化すること」

一緒に居すぎるのもダメだなと思いました。

パートナーが気を抜ける場所や時間を作ることも大事ではないでしょうか。

うつ症状が改善してきて、外出できるくらいになったら、無理のない範囲で出かけた方が良いと考えます。

当時の日記

９：３５～１０：１５（H駅ファストフード店にて）

昨日、ノートへの記録を休んだ

通勤訓練途中で自宅引返し
妻との諍いの原因判明
全て俺が悪い
深く反省

想いが全く至っていない
やったつもりになっている
何をしてあげたいではなく、日々感じているかが重要だと痛感した

妻が真理を突いている
情けない
申し訳ない
ずいぶん辛い思いをさせてしまった

毎日自分の想いを言葉にしていう事の大切さが身に沁みた
言葉にすると軽くなりそうで嫌だったのだが…とまた言い訳してしまう
そうであれば軽くならないようにすれば良いだけの事！

何か修行してるみたいだ
たぶん、こうして夫婦は出来上がっていくものなのか

友人の助言に感謝
惜しむらくは、自分からすぐに謝らなかった事
妻が先になってしまった
本当に申し訳ない
反省している

毎日感謝を伝えていきたい
どう感じてどう伝えていくか、うまくなくても良い
マンネリでも良い
もう妻を泣かすような事はするまい

家事辛いだろうに毎日良くやってくれている
時々またキレることもあるだろう
自分も気分悪いときあるだろう

等身大で偉ぶらず、上下関係なく、プライド等つまらない物全て関係なく
厭なことも含めて愛せるような大きな器を持ちたい

涙出てきたので、本日ここまで

３／２６（水）部下Ｋに連絡

■当時の日記を読んで感じたこと

この時点では、４月中の復帰をめざしていました。

復帰した場合、多少なりとも疲れがでてくるだろうし、そうなったらゴールデンウィークで英気を養えば良いという目算がありました。

日記に登場する部下Kは、当時、私の部下として良く実務をこなしてくれていました。

決して要領の良い方ではないのですが、私に足りない考えを補完してくれており、仕事上の分身といった方が良いくらい頼りになる存在でした。

私の休職中は、仕事が集中してかなり苦労したようです。

当時の日記

８：４５～９：１５（H駅ファストフード店にて）

本日、電車遅延のため、会社最寄り駅まで行かずにH駅直行した
ファストフード店で書き物してから、保健師にTEL＆昼食予定（予報では雨天らしいので屋根のあるところで食べたい）

昨日午後Kに連絡
やっとふんぎりついた
日程未定だが夕食を共にして、ついでに職場の情報を聴く
次はYさんか

４月中の復帰がベストかと思われる
復帰～５月は慣らし期間としてソフトランディング

うまくいくか？どうだろうか？
周囲の眼や雑音を排除出来るか？
圧力に屈せず生き抜いていけるか？
呑まれずに自分を貫けるか？

今日１１：００～保健師連絡予定
前回からの経過まとめ

・３/６（木）少々疲れた旨表明

・３/７（金）カウンセリング
　スケジュール詰めすぎの指摘
　①通勤訓練＋②ビジネス本読み＋③ウォーキング
　現在は、上記を午前中にバランス良く実施し、午後は調子悪ければやめるなど臨機応変に対応

・３/７（金）先輩に逢って話した
　経緯と心情話し少々高ぶり、翌日凹んだ
　カウンセラーによると高ぶりの分だけ落ち込みも激しい
　コントロールが必要

・通勤訓練　自宅～会社最寄り駅問題なし（体力・メンタル）
　体力は問題なしだが、精神的には…な感じ
　慣れるまでやる＆会社の人と逢って慣らしていく

本日ここまで

３／２７（木）幸運の糸を手繰る

■当時の日記を読んで感じたこと

このころ、毎週木曜日は、幸運の糸を手繰る日と決めて行動していました。

私は、もともと変化を嫌う性格なため、日常と違う事はなるべく避けて生きてきました。

それだと、もしかして見えない機会や出会いを損失しているのではないかと考え、毎週木曜日は変化を求める日と定めて活動する事にしたのです。

敢えて変化が生じるような事を積極的におこない、そこから得られた出会いや事柄を起点にして、自身にムーブメントを起こすのが狙いです。

具体的には普段チョイスしないような本を選ぶ、行ったことのない店で食事する、普段通らない道を通るなど、どれも簡単なことですが、いろいろな気づきが得られました。

何かの書籍に載っていた手法なのですが、タイトル・筆者ともに失念してしまいました（すみません）。

なお、上記書籍内では、たしか「成功の糸」という呼び方で紹介されていたと思います。

当時の日記

９：３０～９：５５（H駅ファストフード店にて）

昨日１１：００保健師に連絡
あらかじめ昨日整理したことを述べた
午後も集中出来れば良いですねと言われた
確かにそのとおりだが、実質ムリだと思う

カウンセラーの言うとおり、１００％は叶えるのはムリ
会社が求めているものを１００とすると、６０～７０くらいで復帰しても良いのではないかと考える

ただし、暫くは衆人環視状態になる（自意識過剰かもしれないが）と思われるので、人に慣れる作業はやっておいたほうが良いと考える

Kの返事待ちだが、まだ返事こない
相当忙しいか？それとも何か躊躇するような事でもあった？

気長に待つとする
返事きたら、次はYさんに連絡予定

毎週木曜日の幸運の糸手繰りを再開することにした
ただでさえ変化を求めない性格なので、こうでもしないと自分に変化を与えられない
食事、通勤ルート、なんでも良いので何か新しい事をする
そこからの発見や驚きがある筈
金はこの際横に置いておく

昨年の手帳書き写しを本日ヤル
「幸運の糸」ではなく「成功の糸」だった
この際なので「幸運の糸」のままで行こう
昨年より進化した手帳にする
見返してみると色々な事柄が思い出されたり、決意を新たにしたり出来る
やはり手帳での記入は良い
デジタルとは違うものだ
特に心の動きなど、センシティブなものは手書きに限る
何といっても自分自身の手による字体なのだから
この文章も後々目にする事になると思う

今時点はハッピーである
本日ここまで