いざ前に歩みだそうとしたときに、つい考えすぎてしまって最初の一歩が踏み出せない、そんな事ありますよね。
私も、復職へ向けて歩みだそうとしていたのですが、自身の癖なのか、つい考えすぎてしまったりして、動きだせなくなっていました。
そんなとき、保健師経由で有識者と面談したり、精神面を補強する良書と出会えた事で、なんとか一歩を踏み出すことが出来ました。
この記事では、休職6ヶ月目 第2週での出来事をとおして、さまざまな気づきを探っていきます。
当時記録していた日記も書き起こしてますので、よろしければ参照してください。
私の体験を読んでみて、心が疲れそうになっている方、疲れてしまった方、つらい思いをされている方の心が少しでも軽くなりそうなヒントが見つかれば嬉しいです
・カウンセラーとの会話から有効なアドバイスをもらった
・安全衛生部門の有識者 U氏と面談
・小池龍之介氏の著書を読んで知識を深めた
『考えない練習』 小池龍之介 著
5/12(月) 悩みと思考の仕分け
■当時の日記を読んで感じたこと
自身の思考の癖なのですが、ある事柄を理解するにあたって、なにごとも順序立てて理解していかないと気が済まないです。
本を読むにも、最初から順に読まないと気持ち悪いし、途中で?な事柄があると、それが理解できるまで次にはなかなか進めないというメンドくさい性質を持っています。
それが良い方に転べば良いのですが、だいたいは堂々巡りになってうまくいかない事が多いです。
日記にも記載してますが、カウンセラーとの会話の中から有効なアドバイスを授かっています。
「変化を嫌がる性格については、こだわりや信念というものを取捨選択し、変えるべきモノと変えなくて良いモノのバランスをとっていく」 、「柔軟な思考」で対処する。
このあと自己を再構築していくうえで、これらの言葉から大きな影響を受けました。
10:00~10:20(喫茶店にて)
5/9(金)11:00~クリニック受診&カウンセリング
11月に開始して何回目だろう、15回ほどか?
カウンセラーにも大変お世話になった
投薬よりカウンセリング、かなり有効だと思う
カウンセラーにはコミュニケーション能力高いと言われた
語彙が豊富との事
他人とのコミュニケーションは苦手だと思っているが、自信を持っても良いのか
他の人の為にもなるらしい
西山昭彦氏著「40代で始める「最終戦略」ノート」にも、後進の育成、溜め込んできたもののアウトプットに努めるべきとの記述あり
なるほどと思った
今回の療養をターニングポイントとして、考え方を一掃し、新たな一歩を踏み出してみよう
自身にも相手にも完璧を求めない
こうあるべきという拘りを持たない
諸行無常
心を平穏に保つ
カウンセラーに、悩みと思考の概念、棲み分けについて質問した
ある一定の時間(30分とか)を決めておいて、堂々巡りするようなら「悩み」
解決するようなら「思考」
変化を嫌がる性格については、拘りや信念というものを取捨選択し、変えるべきモノと変えなくて良いモノのバランスをとっていく
「柔軟な思考」で対処する
本日15:00-本社で面談
どうなるやら
本日ここまで
5/13(火) U氏との面接結果
■当時の日記を読んで感じたこと
会社の保健師からの紹介で、U氏と面談しました。
ご退職後に心理療法を学び、シニアとして安全衛生部門に在籍、必要があれば対象者と面談という少し特殊な位置づけでした。
本も出版している結構有名な方だったらしいですが、正直なところ、初見ではあまり良い印象は無かったです。
少し自分の知識を鼻にかけているような感じが透けて見えるようで、何となく厭な感じでした。
面談は今回1回限りにしようかとも思いましたが、次回いろいろ教えていただけるようだったので、2回目の面談を設定しました。
実は2回目の面談で、印象が180度変わります。
8:45~9:00(ファストフード店にて)
昨日、本社でU氏と面接
詳しくは書かないが、野口敬氏の本に書かれていた事はやはり本当だと実感した
理論や手法は優れているのかもしれないが、U氏の印象はX
何かが透けて見えた
今回きりにしたかったが、まだ何かがありそうなので次回までやってみる
クリニックの診察費用の件は参考になった
保険適用外だった
今度申告してみる
少々腹の立つ言い回しがあったが受け流した
こういうのも復帰に向けての訓練の1つとして受け入れてみる
帰宅途中で、花(ひまわり、スターチス)を購入
妻喜んでいた
就寝前の相互マッサージも良さそう
今後継続したい
本日ここまで
5/14(水) 本社で保健師面談
■当時の日記を読んで感じたこと
復職に向けて、日程などが具体的に決まっていき、実感とともに覚悟みたいなものが見えてきています。
感情のコントロールという部分に注目しており、めざす方向性は間違っていないと思います。
・人間万事塞翁が馬
・諸行無常
物事は常に変化していて、それが故にいろんな事が起こるので、一喜一憂しないでどっしり構えていたい。頭の片隅に置いといて、乱れそうになったら思い返すようにしています。
15:00~16:10(喫茶店にて)
午前中、畑で作業
午後、保健師と面談
診療情報提供依頼書を受け取った
復帰への実感が湧いてきたと同時に、5/23(金)まで何しようか?と考える
最終仕上げとしてメンタルトレーニングしておくか?
それとも遊びまくるか?
どちらも有意義であるとは思う
気の向くまま
妻と相談するか
畑の仕上げもしておきたい
本社前で同僚にあった
冷静、平然と対応できた
焦ることなく、気持ちのブレ無く
これは大きい
1つの成果としておく
こういう事に一喜一憂せずコントロールする
ひとつの事実に過ぎない
次回はドキドキするかもしれないし
人間万事塞翁が馬
諸行無常
目先の事にとらわれず平静に生きる
心穏やかに生きる
そのための鍛錬を日々やっていく
特に怒りの感情コントロール!
本日ここまで
5/15(木) モーニングで内省
■当時の日記を読んで感じたこと
喫茶店でモーニングを食べながら、慢の煩悩やらプライドやら、思考がやや飛躍しすぎているようにみえるのですが、恐らくこの直前に何かあったのでしょう(思い出せません)。
こういう時は、食べる事に集中する というのが正解なのですが、この時点ではまだそこに考えが至っていないようです。
小池龍之介氏の著書から得るものが多々あり、実践してみようと考えています。
前出の「慢の煩悩」などは、氏の著書からのものです。
これの他にも、琴線に触れた言葉については手帳に書き写し、時間が空いたときにそれを眺めるというような事をやっていました。
15:45~15:55(自宅にて)
昨夜、かなりの腹痛
30分程トイレにこもり、その後なんとか鎮静
朝そのことを妻に伝えると、妻も少々腹痛ありとの事
そのまま朝寝となった
8:20頃起床し、喫茶店でモーニング
いつものではなくクロックムッシュ
食べながら思う
他人のヤル事でいちいち杞憂するのはやめよう
慢の煩悩が頭をもたげている
つまらないプライド(らしきもの)が心に巣食っている
全ては自分の心持ち
相手は関係ない
小池龍之介氏の本から得るものは多そう
煩悩フリーの生き方をめざす
本日ここまで
5/16(金) 小池龍之介氏の本を読んで
■当時の日記を読んで感じたこと
復帰に向けて、心の持ちようとかメンタルを強化できそうな本を図書館で物色していたところ、運よく小池龍之介氏の著書に巡り合いました。
八正道や心の三毒など、その時の自分には無い考えを吸収することで、復帰への不安を和らげることができました。
良書への出会いに感謝しています。
心の問題について仏道表現を用いてうまく解釈されており、このあとも氏の著書を何冊か立て続けに読むことになります。
休職中に読んでタメになった本については、「読んで良かった本10選」にも詳しく記載してますので、ご参照ください。
8:55~9:12(H駅ファストフード店にて)
昨日帰宅後、いろいろ考えてしまった
自分の脳内で思考がぐるぐると回転し、考えなくても良いことまで考えてしまい、悩み、相手に怒り、恨みの感情を抱いてしまう
こういう煩悩(ストレス)が次第に鬱積して、溢れてしまったときにおかしくなると思われる
怒り、欲、迷いは3毒
特に自分の場合は怒りが強い
思い通りにならないと、すぐに怒る
拗ねる(これも怒り)
自分が怒っているのだと自覚する
そしてそれを俯瞰する事が肝要
望遠鏡で眺めるがごとく
自分に火がついている事を無自覚なまま相手を責めるのは莫迦らしい
まずは自分の火消しから始めるべきである
そのための手法を仏道から取り込む
小池龍之介氏の著書が自分に合っていそうである
今日も読む
復帰の最終仕上げとする
他人は関係ない
全て自分の思い込み
脳内の作り出す事と知る
本日ここまで
まとめ(6ヶ月目 第2週)
いかがだったでしょうか。
参考になった部分があれば幸いです
この記事では、休職6ヶ月目 第2週での出来事について、日記を通して俯瞰し、さまざまな気づきを探ってみました。
- 5/12(月) 悩みと思考の仕分け
- 5/13(火) U氏との面接結果
- 5/14(水) 本社で保健師面談
- 5/15(木) モーニングで内省
- 5/16(金) 小池龍之介氏の本を読んで
次回、6ヶ月目 第3週の記事も参照してみてください。