休職が始まって4カ月目にもなると、復職を焦るあまり、ついついやりすぎな行動をとりがちになりますよね。
私も疑似通勤や読書(乱読)などをやりすぎてしまったばかりか、あろうことか自我の再構築までも決意してしまったため、わずか数日で疲れてしまいました。
この記事では、休職4ヶ月目 第1週での出来事をとおして、さまざまな気づきを探っていきます。
当時記録していた日記も書き起こしてますので、よろしければ参照してください。
私の体験を読んでみて、心が疲れそうになっている方、疲れてしまった方、つらい思いをされている方の心が少しでも軽くなりそうなヒントが見つかれば嬉しいです
・疑似通勤を実施しての考察
・オーバーワークによる気力、体力の疲れを自覚
・『心を休ませる技術』 野口 敬 著
・『「うつ」な人ほど強く優しくなれる』
野口 敬 著
・『「良いほうに考える」技術』 野口 敬 著
3/3(月) 野口敬氏の著書を読んで
■当時の日記を読んで感じたこと
野口敬氏の著書を読んで、野口氏もうつ病経験者との事で、勝手にシンパシーを感じて気分が高揚したためか、かなり勘違いな感想を持ってしまっているようです。
自身がうつを経験しているからといって、他者の想いが判るとか書いてますが、そんなことは決して無いのであって、思い上がりも甚だしく、書き起こしながら、ちょっと恥ずかしい事言ってるなと思いました。
ただ、ノート記録による客観視や、自己コントロール、薬よりもカウンセリングによる治療が大事な事など、自分がこれまで考えて実践してきたことが間違いではなかったことが判り、とても心強く感じました。
友人Kは、保育園から高校まで一緒だった親友です。
うつになったときも心配してくれて、なにかあったら夜中でも連絡してくれと言ってくれたので、とても心強かったです。
休業開始時から、お互いに毎朝Lineで無事を送信していて、約10年経った今でもそれを続けています。
自分が苦しいときに支えてくれるのが本当の友人だと実感しました。
14:15~14:35 喫茶店にて
本日30分ほど寝坊した
昨日疲れたのか?土日に疲れるのもどうか?
妻と和解
その後凹み無し
AM、PM 各1冊読了
それぞれ毛色が違う本だったが少々疲れた
身体的なだけでなく、精神的にも少々
土日共に雨模様だったが、早朝ウォーキング実施
やはり早朝は気分が良い
出来れば平日もと思うが、復帰後とのギャップを考えてやめておく
1週間通勤訓練やって判ったこと
スーツ違和感なし
電車もさほど苦ではない
ただフルタイムの業務に耐えられるかというと?なところ
正直しんどい
9:00~17:30仕事のことだけ考えるとなると集中力続かない
疲れる
現状は、~14:00くらいが限界
しかも読書だけでこうなので、実際の復帰となると更にしんどいのではないか
金曜PMから、野口敬氏の著書読み始める
著者もうつ経験者との事でシンパシー感じる部分が非常に多い
そうだよなーみたいな
焦りは禁物とのこと
また、どうやら自分のやってきたことは間違いではないらしい
ノート記録による客観視、コントロール、薬よりもカウンセリングによる治療
正解のようだ
あとは同じ悩みを持つ者によるコミュニティといったところか?
適切な助言もらえるかも
やはりこういうものはなってみないと判らない、なった者しか判り得ないと心の底から思う
何気ない一言が刃になったり薬になったりする
やった人間は体で判っているので、そのへんの微妙な判断が出来る
俺も出来る自信がある
信用できる人間
妻、K、カウンセラー・・・のみか
保健師、産業医は知識はあるが、経験者ではないので今一つ
上司は経験したような事を言ってるが、恐らく嘘だ
経験者が無神経な言葉を投げつけるハズがない
本日ここまで
3/4(火) 自己の再構築を決意
■当時の日記を読んで感じたこと
野口 敬氏の著書を読み、自分の立ち位置みたいなものが明確になったことで、気持ちが上向きになった時期だったと思います。
自身のアイデンティティが壊れてしまった(この時点ではそう思ってました)のだから、「自分」というものを土台から再構築してみようと思っていました。
休職中に書物から受けた影響などについては、「読んでタメになった良書10選」にも詳しく記載してますので、ご参照ください。
8:40~8:55 H駅ファストフード店にて
本日〇〇歳最後の日、明日当然ながら〇〇歳になる
感慨深いというか〇〇歳になってしまうのかという感想
これで良いのか?という感じ
野口敬氏の著書にもあったが、AC(アダルトチルドレン)でここまで来てしまったような
まぁそれはそれとして、これから積み上げれば良いか
野口氏2冊目読了
前書と内容ダブるところあったが、やはりシンパシーを感じた
心の震度階 経験者にしか判らない
特に、震度3→4の境界の辛さ、恐ろしさは見事に表現されていた
復帰の目安なるものも書かれていた
完全に治すことも難しいとも
まったく同感
長く付き合っていくしかないと思われる
そのためには、心の尺度として震度階の表は重要と思う
昨日と今日、寝坊した
妙な高揚感が消えて、本来の姿が現れだしたものか?
先週からの疲れが出たのか?
訓練とはいえ、ウィークデーが今までのように自由に振舞えないのは少々つらい
という事で、明日1日休み入れてみる
少々アバウトになった方が良いらしい
完全主義、こだわり主義は一生消えることはないと思うので、結果重視→プロセス重視にシフトしていこうと思う
また、自分を許していくこと
他人も・・・
人生の見直しと思って、正しいものを積み上げていく
本日ここまで
3/6(木) 会社の同僚と逢う
■当時の日記を読んで感じたこと
復帰への焦りもあり、通勤訓練+ウォーキング+本読みなど、いろいろ頑張りすぎてしまい、オーバーワーク気味になってしまいました。
そのような様子を冷静に俯瞰出来ているのも、日記の成果なのかなと思ったりしてます。
同僚Mは、同期入社で新人の頃から何かと縁があり、信頼している友人です。
休業当初から何かと心配してくれていました。
保健師からの提案で、「自分が会いたいと思う人で構わないので、会社関係の人を選んで話をする」事で復帰への足掛かりとしてはどうか?という事で、最初に彼を選びました。
暫く、家族以外の人と関わりを絶っていたので、気の置けない友人と逢うのはとても楽しみな反面、休職前のように普通に付き合っていけるだろかという不安もありました。
この時期に会社の関係者と逢って話しをすることは、復帰への不安払拭に役立ったと考えています。
8:40~9:00 喫茶店にて
昨日、丸1日休みとした
ウォーキングもなし
午後、なぜか疲れがきた
精神的はOKなのだが体がだるく眠い
妻も同様だったらしい
16:00~30分ほど仮眠とってすっきりした
夕食を品川プリンスさくらタワー3F 七軒茶屋で
予約や行き方などでいろいろあったが、食べ(呑み)始めたら機嫌直った
ささいなことで不機嫌になってしまう
これも自分の性格なので認めよう
否定しない
眺めが良く、高級感のある雰囲気
外国人客が多かった
妻も満足した模様
帰宅後疲れがあったので、そのまま就寝
起床時非常に眠く、鏡で顔見ても覇気が感じられず
疲れているのか?
妻も同様らしい
花粉?気温の変化?春特有のものか?
あまり気乗りしなかったため通勤訓練せずに喫茶店直行
10:00~保健師に連絡しなければならないため、これで良しとしよう
日記見返してみたが、ココ1週間余りオーバーワーク気味だったかも
通勤訓練+ウォーキング+本読み & 3/4はMと会合したりで頭と身体が休まらなかったのかも
夕べも夢をみた
上司が俺の復帰について述べていたように思う
プレッシャー感じているのか
Mから組織、人事について少々知識を得た
新しい人が上司になるらしい…どんな人か?不安あり
やはりプレッシャー感じているようだ
気持ち(やる気)に波があるようだ
ぶり返しが来るほど頑張ってしまうのは焦りからか?
少しづつ積み上げていかなければ
明日、会社先輩との会合あり
少々気が重くなってきた
いろんな事詰め込みすぎたか?
少し眠い
花粉?夜眠れていない?
3月いっぱいはこんな感じか?
本日ここまで
3/7(金) 気力・体力に疲れが…
■当時の日記を読んで感じたこと
急にいろんな事をやり始めて、疲れがでたようです。
読書で有用な情報が吸収されたことで、脳内が一時的な興奮状態になり、復職への焦りも相まって、手あたり次第に実践した結果なのかもしれません。
ゆっくり休めばいいのに…とも思いますが、これも性格なので仕方ないかな…
野口敬氏の著書から、復職後の気の持ちようみたいなものを定めようとしている節があります。
ただ、理不尽な事に対してはっきりモノをいう性格ではないので、そこをどうにかしようとしても無理があるだろうと、今読み返してもそう思います。
自分の性格は変えられないです。また無理に変えようとしても歪みが生じるだけで、うつ症状の改善どころか悪化させてしまう恐れがあります。
自分の性格を認めてあげる事が大事なのでしょう。
自分を許せるのは、自分だけなんですよね。
8:20~8:30 喫茶店にて
今日で3月も1週間経過
早い
今日も電車による通勤訓練は休んだ
11:00~カウンセリングなので、どのみち帰ってこなければならないのだが、通勤訓練やろうと思えば十分出来たハズ
気力が少々不足気味
ちょっと疲れているのか?
花粉症のせい?
寝不足か?
昨夜も朝方目が覚めてうつらうつらしていた
妻も眠り浅いとの事
春特有のものか?
昨日、野口敬氏『「良い方に考える」技術』読了
「自分が求めているものを見つけるチャート」というものがあった
自分が今欲しているものと、もう一人の自分によるそれの客観視が狙い
もう一人の自分が思う望みこそが、無理をしていない自然体の望みであり、今現在の望みという事らしい
客観視による整理を常に心掛ければ良いという事か
少々苦手とする部分もあった
理不尽な事にはきっちり意見を言うべき?。。。
和親を常としている自分としては、ちょっと無理があるかも
ただ、ここぞという時には言わないと深みに落ちてしまう恐れあり
できる限りやろう
また自分のこだわっているものについては、大事にしつつも融解させていこうと思った
カウント8はどのあたり?もうそろそろか?まだか?もう立ち上がって良いのか?
自分の体に聴いているところ
焦らず、この時間を利用していろいろ積み上げていこう
本日ここまで
まとめ(4ヶ月目 第1週)
いかがだったでしょうか。
参考になった部分があれば幸いです
この記事では、休職4ヶ月目 第1週での出来事について、日記を通して俯瞰し、さまざまな気づきを探ってみました。
- 3/3(月) 野口敬氏の著書を読んで
- 3/4(火) 自己の再構築を決意
- 3/6(木) 会社の同僚と逢う
- 3/7(金) 気力・体力に疲れが…
次回、4ヶ月目 第2週の記事も参照してみてください。